ストキャスティクスとは

こんにちは!カブボーイです。

今回はインジケーターの中でストキャスティクスを取り上げてみたいと思います。

ストキャスティクスはオシレーター系に該当し、売られすぎ、買われるすぎを見ています。

しかし、ストキャスティクスは周期系とも言われ、売られすぎや買われすぎの周期をみているとも考えられています。

では実際にチャート上に表示してみましょう。

インジケーターがある場所はオシレーター系の部分です。

デフォルトの画面はこちらになります。

ストキャスティクスには%K、%D、Slow%Dといったものがあります。

こちらは後で説明します。

実際に表示したものがこちらになります。

よく見ると、ストキャスティクスには2つの線があることがわかります。

少しアップにして、ストキャスティクスだけ見てみます。

青色の線と、赤色の点線があるのがわかるでしょうか。

青色の線はメイン線、赤色の点線はシグナル線と呼ばれます。

ストキャスティクスを用いた取引方法で、シグナル線をベースに取引を行う方法や、シグナル線だけの方法、他にはメイン線とシグナル線のゴールデンクロス、デッドクロスがあります。

このゴールデンクロス、デッドクロスについては以前書きましたので、そちらを確認していただければと思います。

それでは%K、%D、Slow%Dについて計算式を元に見ていきましょう。

%K、%D、Slow%Dの順番で書いていきます。

%K={ ( 当日の終値 - 過去〇本の安値 ) / (過去〇本の高値 - 過去〇本の安値 ) } × 100

%D={ ( 当日の終値 - 過去〇本の安値 ) の〇本の合計 / (過去〇本の高値 - 過去〇本の安値 )の〇本の合計 } × 100

Slow%=過去〇本の%Dの合計 / 〇

今回の場合に〇本に入るのはパラメータ画面で設定したものになります。

また%Dの計算式でわかるように%Dは%Kをさらに平滑化したものになります。

なので計算式をまとめると%Kを〇本分合計したものになるということです。

デフォルトでは5,3,3が今回入っていましたが、他にも9,3,3などが使われているものもあります。

では9,3,3で表示してみて比べてみましょう。

上が(5,3,3)で、下が(9,3,3)になっています。 

上と下で比べると、下の(9,3,3)の方が滑らかであることがわかります。

このように本数が多いと必然と滑らかになってしまいます。

実際にオシレーターで説明したRSIなども期間の本数を長くすると滑らかになってしまいます。

しかし、ストキャスティクスはパラメータ画面での本数設定が3つありその人の取引方法によって何パターンも期間を変更し周期を見ることができるという特徴があります。

実際に期間を変更してみます。

今回は(21,7,3)という期間に変更してみました。

先ほどよりは期間が長いですが%Kを平滑化した%Dに対してSlow%Dの期間が短いので滑らかさがやや失われています。

このように特徴的な場面も存在します。

ストキャスティクスはパラメータでたくさんの方法が考えられ、非常に面白いインジケーターの一つです。

ぜひこの機会に取り入れ、自分にあったパラメータを見つけてみましょう。

※投資は自己責任の為、当該投資における利益・損失における責任は全て本人の元にあるものとし、最終的な決定はご自身の判断(自己責任)でお願い致します。