株式投資

株式投資の基礎を学ぼう①

こんにちは!カブボーイです。

株式とは何かというところから学んでいきたいと思います。

まず株式とは、企業が事業に必要な資金を調達するために発行している証書のことです。

例を挙げて説明します。

トヨタ自動車(株)(7203)

2022年の年間販売台数は約961万台で、これらの車を生産する為に掛かったコスト、多くの工場など施設維持する為のコスト、

従業員に対する給与の支払いなど 様々なコストがかかり、多くの資金が必要になります。

そのため、トヨタ自動車(株)は資金調達するために、他の会社や日本の投資家、海外の投資家に出資を募り、経営の補填にしています。

その時に出資してくれる人や会社のことを「株主」といい、

出資した額に応じて「株式」を付与することで成り立つ仕組みになっています。

次に、株式の上場を理解する必要があります。

そもそもとして、全ての株式会社が株式を発行して資金調達をできるわけではありません

日本には、株式会社が約90万社以上あり、株式市場で株式の取引を行うことができるのはその中の約3700社程度です。

「証券取引所」に株式を公開し、売買が自由に行えるようになることを「上場する」といいます。

では、上場をするとどのようなことがあるのかを見てみましょう。

メリット、デメリットで記載すると

■メリット

・上場のために厳しい審査があり、それを通っているため信用がある企業ということ

→厳しい審査が通っても年に4回の決算を発表することや企業の情報開示義務が発生します。

→信用が向上することによって、資金調達や人材確保にもつながる。

→従業員へもメリットがあり、ローンなどの審査が通りやすいなどもある。

■デメリット

上場は維持費がかかる

→上場には「年間上場料」と呼ばれる維持費がかかります。

買収リスク

→上場企業は株式を公開しているのでライバル会社やファンド会社に買収され経営権を奪われる可能性があります。

次に、株価について説明します。

株価は買いたい人売りたい人との需要と供給のバランスで決まります。

売り手より買い手が多いとき株価は上昇します。

反対に、買い手よりも売り手が多いときときは株価は下落します。

有名人が企業と提携し、企業の宣伝をすることで買い手が増え、株価上昇に繋がることがあり、

スシローなど、食事に来たお客様が迷惑行為をしたというニュースが流れると、株価が下落した事もありました。

身近な出来事から株価は動くので、ニュースなどの出来事にも注意を払うことが大切です。

では株価はどのようにして動くのか考えてみましょう。

株価が変動する要因は様々ありますが、四大要因があります。

・経済的要因

経済的要因は金利、為替、景気動向などがあり、

円高円安などになると輸入、輸出業などに影響を与えます。

引用元:https://www.oanda.jp/lab-education/dictionary/enyasu_endaka/

・市場の要因

→投資家の売買動向、市場の取引規制など

投資家の売買動向に関しては投資部門別株式売買状況というもので確認することができ、

日本の投資家が多いのか、海外の投資家が多いのかによっても株価が変動します。

引用元:https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/investor-type/index.html

・個別要因

→企業の業績、財務内容、株式分割など、決算発表などの企業の業績今後のビジョンによっても買いたい人と売りたい人との

需要と供給のバランスに変化があり、株価が変動します。

・社会的要因

→政策、社会情勢、戦争、災害

今回のコロナのように緊急事態宣言で自粛要請が発令され、飲食業や旅行業に関連する企業の株価は暴落しました。

上記の要因を全て把握して取引を行った方がいいのは事実ですが、全ての情報が手に入るわけではありません。

ですので、ある程度、監視銘柄を絞って分析していくことが最初の段階はいいかと思います。

また、SNSの活用は必須となってくるでしょう!

企業に対しての情報をいち早く入手するためにも

投資関連の発信を積極的に行っているアカウントをフォローし、情報収集のスピード感を向上させていくことは非常に大切になっていきます。

株価と金利の関係

・株価と金利の関係

長期金利が下落した場合は、株価は上昇する傾向にあります。

長期金利というのはといい、取引期間が1年以上の債権などの金利で、この金利が5%から1%まで低下したとします。

この場合は投資家は銀行にお金を預けることへのメリットが少なくなり、投資家の資産が株式に流れることによって株価が上昇する傾向にあります。

また、企業単位で考えてみても株価が上昇しやすいと言えます。

金利が下がることによって銀行からの借り入れコストの低下により、資金調達がしやすくなり、設備投資などを積極的に行うことができます

そのため、業績が良くなる傾向にあるため、株価が上昇します

・為替と株価の関係

円安/ドル高の場合

輸出業の株価が上昇する傾向にあります。

例えば、1台1万ドルの車を1台輸出した場合の売り上げについてみていきましょう。

円安 1ドル110円

1万ドル×110円 = 110万

円高 1ドル90円

1万ドル×90円   =     90万

上記を見ると輸出した場合の売り上げが円安の方が高いということが分かります。

円安になったときは海外に輸出する企業であり、特に海外売上比率の高い会社に投資することは株価上昇に期待が持てるかと思います。

円高/ドル安の場合

例えば、1台1万ドルの車を1台輸入する場合の費用についてみていきます。

円安 1ドル110円

1万ドル×110円 = 110万

円高 1ドル90円

1万ドル×90円   =     90万

円高の方が90万で車を輸入できることから費用が抑えられ利益率を上げれることから円高の方が輸入業に向いています。

株式投資は色々な要素が関係してきますので、特にSNSでの情報収集は大事になってきます。

この機会に色々な方から情報を集めてみましょう!

※投資は自己責任の為、当該投資における利益・損失における責任は全て本人の元にあるものとし、最終的な決定はご自身の判断(自己責任)でお願い致します。

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